こんにちは。いろはです。
今回はたった数時間でビジネス書を作る方法を紹介します。
先日、ホリエモンこと堀江貴文さんがChatGPTで書いたビジネス書を出版したことで話題となりました。
しかし、実際にどのように書いたらよいかわからない人も多いと思います。
そのような方に向けて、どのようにビジネス書を作成していくのかを一つずつ解説していきます。
5分で読み終えることができるので最後まで読んでいってください!
- ChatGPTを使用したビジネス書の作成方法
- ChatGPTへの細かい指示設定(実例あり)
目次
ChatGPTを使用したビジネス書の作成方法

ChatGPTは無料版のGPT-3.5と有料版のGPT-4の2種類があります。
ビジネス書を作成するのであれば、有料版のGPT-4を使用することをお勧めします。
その理由は文章の記憶領域にあります。
GPT-3.5では4000文字前後の記憶容量だったものが、GPT-4になったことで、
24000文字程度まで伸びています。
これにより、不自然な文章になったり前後の文脈がおかしくなったりする可能性が低くなっています。
月額20ドル(約3000円程度)ですので、そこまで負担にはならないと思います。
では、さっそくChatGPTを使用してビジネス書を作成していきましょう!
STEP1: ビジネス書を書きたいということをChatGPTに入力する。
プロンプトに以下の文章を入力してください。
ビジネス書を電子書籍として作成したいです。
おすすめのビジネスに関するジャンルを教えて。
上記の質問から得られた回答は以下の通りです。

ちなみに上記の質問には、ChatGPTから必要な情報を引き出すテクニックが盛り込まれています。
ChatGPTに「ビジネス書を出版したい」という情報を与えてあげることで、ビジネス書に適したジャンルやニーズの候補をあげてくれます。
STEP2: 本の表紙のタイトルを考えてもらう。
今回はこの候補の中から、1番の「リーダーシップとマネジメント」についてビジネス書を書いていこうと思います。
ChatGPTの応答文をコピーして、貼り付けて、
「そしてこの本の表紙のタイトルを考えて」と入力します。

ChatGPTが10個ほど提案してくれるので、気に入ったタイトルから選択しましょう。
ここでは一番上の「真のリーダー:チームを導き、未来を築く」を選択し、文章を書きます。
STEP3: 本の構成を考え、本文を書いてもらう
本の構成もChatGPTに行ってもらいます。
先ほど選択したタイトルをChatGPTのプロンプトに貼り付け、以下のような指示を追加します。
ChatGPTの応答文をコピーして、貼り付けて、
「これについて1章から5章までユーモアを交えてわかりやすく原稿を書いて」と入力します。

1章から5章までのタイトルとアウトラインを作成してくれました。
しかし、少し読めばわかりますが、本のタイトルと内容が大きく違いがあることが分かります。
この原因は、「一度に多くのことを質問したから」です。
ChatGPTは膨大な学習データをもとに、私たちがほしい答えを想定して答えているだけ。
私たち人間だって、いきなり資料もなしにプレゼンをやってくれと言われても、まともなプレゼンなんかできないと思います。
これを解決するポイントとしては、
- 具体的に質問をする
- 出力する文章を短くする
上記を意識すると、求めている回答を得やすいと思います。
「ChatGPTに対する命令書」というものを書きます。
そこには、ChatGPTの役割、これから入力する文章、ChatGPTが出力すべき文章、守るべき条件を記載します。
これは、「深津式プロンプト」というのが話題になっており、非常に汎用性があります。
詳しくはリンクから見てみてください。
参照:https://www.youtube.com/watch?v=ReoJcerYtuI&t=2876s
今回の記事では、以下のようなプロンプトを入力します。
# 命令書: あなたは{プロのライターです}です。
以下の #制約条件と #タイトルをもとに{記事構成}を出力してください。
# タイトル: 真のリーダー:チームを導き、未来を築く
# 制約条件:
・誰にでもわかりやすく
・文章を簡潔に。
・具体的な説明で。
そして、このプロンプトで出た結果が以下の文章になります。
こちらに肉付けしていけば本として完成しそうな気がしませんか?


ここから、試しに3番目の「チームを効率的に導く3つの方法」について記事を書いてもらいましょう。
ここでも先ほどの深津式プロンプトを使用します。
しかし、先ほどのままでは使用できないので少しアレンジします。
# 命令書: あなたは{プロのライターです}です。
以下の #制約条件と #大項目 #小項目 #概要をもとに{記事の本文}を出力してください。
#大項目: チームを効果的に導く3つの方法
#小項目: コミュニケーションの重要性
#概要 メンバーとのオープンなコミュニケーションを維持し、意見を受け入れる態度を持つ。
# 制約条件:
・誰にでもわかりやすく
・文章を簡潔に。
・具体的な説明で。
今回は「チームを効率的に導く3つの方法」の項目の中の「コミュニケーションの重要性」という項目に絞って記事を書いてもらうようにしています。
そして、#制約条件については変更していませんが、#大項目、#小項目、#概要と内容をあらかじめ指定することで、より具体性のある内容を回答を得るようにしています。
書いてもらった文章がこちら。

STEP4: 文字数を増やして、内容を充実させる
上記の文章では少し内容が少なく、本を出版するには文字数が少ないように感じると思います。
文字数が足りないと感じた時は、「○○文字から○○文字で書いて」と文字数の制限をしてあげるとよいでしょう。
ChatGPTは文字を数えるのが苦手なので、「○○文字で書いて」という指示よりも、範囲で指示するのが良いです。
また、必ずしも指定した文字で書き上げてくれるわけではないのでそこは注意が必要です。
文字数を確認したいとき→こちらのサイトが便利です。
上記の例でいうと、出力された文章が3項目ありますが、重要なことは、「どの範囲を」「どのくらいの文字数に」するかです。
ここでは以下のように指示します。
各項目の内容を1000文字から1500文字で書き直して
少しは文字数が多くなりましたが、まだまだ文字数の制度は甘いですね。
私の経験上、一度に大きな文字数の文章を書かせると前後の脈絡がおかしくなってくるので、少しずつ分けて質問したほうがいいです。
大まかな流れは以上です。
あとはこの繰り返しで文章を作成していくだけです。
ChatGPTで文書作成するにあって注意事項

ChatGPTはとても便利なツールですが、必ずしも正しい情報を回答してくれるわけではありません。
最後には人間の目で確認をするようにしてください。
また、セキュリティに関しても万全ではないので、個人情報や機密情報などは入力しないようにしてください。
なぜかというと、入力された文章は学習に使用されている可能性があるからです。
このことを頭において使用してもらえればと思います。
- ChatGPTの回答は必ずしも正確ではないことを念頭に置く。
- 個人情報・機密情報を入力しない。
- 入力した文章が学習に利用される場合がある。
まとめ

ChatGPTをしようすることで、ビジネス書がこんなに簡単に作成できてしまうということが分かっていただいたと思います。
今回参考させていただいた深津式プロンプトはかなり応用が利くので自分なりにアレンジして使い方マスターしてみてはいかがでしょうか。
ここまで読んでいただきありがとうございました。